なにやらマスコミや情報では外出禁止ロックダウンという聞きなれない言葉が飛び交っている。キャリアだのクラスターだのも同じだ。 聞き慣れないって言うことは、近年こう言う現象がこの規模で起きてないと言うことを意味して、中々派手に展開している気がする。今は何が真実で何が嘘か分からないが、全部が嘘でもないし真実でもない。そんな中、連休3日目も天気も良く快晴なので、お手軽のウインナーと卵焼きのお弁当を持って、近くの森に出かけてみた。
レンジと桜 黄昏広場2
車に自転車を積んで走ること15分家の近くの森に到着。ここは連休初日にバイクで行った所で、たそがれスポットだ。
枝垂れ桜 iPhoneでは撮れない構図 望遠
到着するとすぐに目に入るのはシダレ桜、シダレ桜は本当に美しい。慈雲寺のシダレはまだ二部だったがこちらは満開だ。いつもと変わらない花を咲かせていた。
桜の森 種類不明 枝垂れと柑橘
桜の樹の下に潜り込めば、青とピンクのコントラストが素晴らしい。ここはあまり知られてないので、人が殆どいない。こんな所で食べるお弁当は最高だ。外出してこそ味わえる経験で素晴らしいひと時だ。途中ミカンらしき果実が自生してたので戴いたが、皮が厚いし酸っぱくて苦かった。売ってるみかんは人が改良して好みに合わせたことがよく分かる。植物も動物も食べるために自分好みに変えてしまう我儘な種族だ。
新芽の色 山道 株立ちの山桜
自転車でとは言ってもアシスト自転車だが、山を登り丘を越え狭い山道を行けば、突如として現れる、丘や山桜の大木やコブシの大木等、静かにすれば鶯やうるさいガビチョウの鳴き声も聞こえて、自然の営みに満ち溢れている。 半径100mには野鳥と虫しかいない。
不明だが綺麗な花 こぶし
普段バイクや車で見逃していた植物も自転車や歩きだと発見がある。 遠くに行かないくても新しい発見は多い。偶には近くを散策してみるのもいい。もっと範囲を狭めれば、オオムラサキの幼虫や、珍しい動植物に出会える。
トトロ
30km位走ったであろうか、丘陵地帯を上がったり下がったり、森の中を走ること3時間、視界が開けたところにトトロを発見。 なんだかいいんじゃないの! そして後ろには小川と小さな田園を見つけた。縄文時代とかこんな小規模の田園が各部落毎にあって自給自足していたんだろうなぁ。そういえば 古い部落はみんな川のほとりにあって、そこから生活水を得て田んぼや畑など、作物を作って何千年も生活していたんだろうと思うと、それでも楽しいことはあっただろうし、辛いことも同じくらい。相対的にはその時点ではそれなりに幸せだったのかもしれないとと思うと、物があって便利になっても当たり前になったら、感謝することも無いから我儘なものだ。
そう言う意味では、今回コロナは大げさだし騒ぎすぎかもしれないが、自然を破壊しながら自分勝手に生きていく人間へのちょっとした戒めで、逆に自然に対しては、破壊活動が制限されることでの、ご褒美だと思えば地球規模で見たら悪くないのかもしれない。