コロナが蜃気楼のごとく去って行き、人々は普段の生活に戻ろうとしている、自粛洗脳の結果、全般に支出が減った家庭は、今後も自粛的生活をする人が一定数いるだろうし、リモート比率が多くなった職場はアウトプット出せなければ、簡単にリストラされる。大リストラ時代だ。フィジカルコミニュケーションに臆病になってる人々は、コロナ後の世界をまだ実感出来ずにいるとしても、直近経済を見渡せば日経平均が24000円から16000円になって今や24000円のオリンピック前の浮かれた株価の水準に戻ろうとしている。
過去のブログを見てみると、冷静に観測してる気がする。経済をリアルに感じるためには多少なりとも身銭を切って投資するのがいい。そうすれば自ずと市場に目を向けるし、自分のセンスを客観的に判断できる。私の場合 日本市場、ヨーロッパ、アメリカ、新興国、原油など幅広いが、ヨーロッパ以外は全滅だ。しかしながら基本的に投資はゲームだから、読みがあっていれば損しても気分は悪くないし、身を持って反省ができる。それにしても日本の現在の水準はバブルそのもので有って、危険としか言わざるを得ない。丁度最初の投稿の3月18日頃だが16000円で底をつけた、日経225は今や22000円を超えて、コロナ前に戻る勢いだ。2020年度の第一四半期の予想決算結果を想像すれば、異常な数値だ。
現在の経済の状況を見ると、どの業種も末期的状態だ。運輸 製造 金融 サービス 等々どれを取っても良い情報は無い。特に運輸は恐ろしく厳しい、新幹線は乗車率が3割程度で、走らせれば走らすほどマイナスだ。リニアも当分無理だろう。最も酷いのは航空関係は壊滅的だろう。理由を書くのが馬鹿らしいほどだが一例として、日本のメジャーエアラインは国内35% 海外35% ロジスティクス20%その他10%の売上比率だ、実際稼働してるのは国内35%の内の5%それにロジステクスで20%合計25% 国内は飛ばせばよりマイナスだから、ほぼ稼ぎ頭は20% 年間売上が4兆円として、4000億の利益だから、3兆6千万が年間のコストだ。月にすると約3000億。通常運行なら、3300億の売上があるから成り立つが、今は600億程度しかな無いわけで、 運行コストを差し引いても、ざっと1500億キャッシュが減るわけで、10年分の利益を持ってしても、7ヶ月でショートする。 今もうすでに3ヶ月か経過して、この先後2ヶ月は続き、さらに数ヶ月は5割くらいだろだし、コロナ前水準には1ー2年かかるか最悪一生戻らない。コロナのこの1年で単純に10年分の利益を失う訳だから、正常に戻っも今後10年は理論上利益ゼロ、到底配当など出せる訳が無い。JALならまた二度目の実質的倒産があってもおかしくない。PERなんて無限大で有って株価は現在の3%の100円でも高い。よくPBRが大事だとかいうが 解散価値なんて解散するときは株価は紙切れ同然だから1倍だろうが、0.5倍だろうが、意味がない。今のエアラインの株価が全体の株価を象徴している。

文章も読むのが面倒だしあーだこーだ言ったって今の株価なんて経営に参画する訳でもなく、本来はファンダメンタルに促した株価で有るべきだが、今やマネーゲームだから科学的には説明が付けられない。だから上がる時は上がるし、下がる時は下がる、需給と、心理で決まるなんて子供でもわかる様な当たり前の論理を展開するものだ、まあそれが何時ぞやのバブル崩壊になるのだが、あの頃も日経平均は五万円は確実なんて言ってたっけ。今もそんな調子だが、今と時代が違うとか、都合のいい理由で正当化する。安倍政権と同じだ。今回も倍返しならぬ、空前絶後の倍戻しなんて声も聞こえて来そうだ。
ここ最近のチャートを見てみよう。推定患者数と 陽性者のグラフと重ねてみると、面白いことがわかる。先ずは推定患者数だ。ピークは4月1日に有って、その後は患者数が減っている、これをみると、緊急事態宣言が出た頃には収束に向かっており、さらに8割おじさんがギャーギャー騒いだ時点ではほぼ半分になっていた。すなわち、日本にとっては自粛は殆ど効果がない事がわかる。驚きだ、自粛レスでコロナを乗り切る事ができた日本なのに、経済をこれだけ止めた、与党とマスコミと8割おじさんにも責任を取ってもらいたい。なるほど、政権中枢は賭け麻雀もするし、キャバクラにも行く訳だな。自粛なんて必要ない。一方株価は3末に底を打ってから上昇しており、感染者が増えようが、パンデミックになるかもしれないとか、マスコミが念仏の様に唱えていても、上昇を続けている。株価は半年から1年後を想定して動くなんていうけど、半年後の景気なんてわかる奴はいないし、単純にそういう建前で有れば、半年後のことなんだから、いくらでも理由をつける事ができる。グラフを見ればわかる通り、コロナがメジャーになったと同時に株価が落ちているから半年後を写したものでは無い、今に敏感で今の感情が株価を左右する。どう考えても半年後にコロナ前と同じ経済に戻る事は無いと言える。
参考に日銀のETFの購入時期と金額をグラフに重ねた。下がり始めてから1兆円以上を投入している、これによって株価の下落は止まったとは言えないが、放置よりは良かっただろう、その後に買い続ける事で、上昇局面に入り、 個人投資家等が集まったと思われる。 どちらにしても、日銀が株高に若干関与してはいるが、4末以降の上昇は証券会社の営業力かもしれない。又外国の裁定売りの買い戻しも大きい。日銀は今の株高で、含資産が増えた事は良いが、バラマキ対策に比べたら微々たるものであるが、上場会社の実質親会社である日銀は、相当数の株を所有してるからいずれ売らなければならない。その時はコロナ以上に恐ろしい事になるだろう。3ヶ月以上地球が半分停止したんだから基本的に世界中で起きる訳で、想像がつかない。極低金利の今は恐ろしい事に日銀は金を生めないので、殆どの資金は国民の預貯金や税金だ。
直近キャッシュの残存期間一覧がコレ。殆どが超優良企業だか、それでもこの程度なんだから、非上場の会社は、デットで資金を得なければならず、相当に厳しいはずだ。例え今回の空前絶後の対策で、資金繰りが繋がっても、本業で利益を出さない限り、借金は返せない訳で、単純に延命させるだけで有って、基本的に経済的にプラスの効果にはならない。6月の時点でカウントダウン開始である。3月で50%減とかいう会社は4−5月は50%減以上だから加速してる筈。
空前絶後の対策とか言ってるけど、金をばら撒けば良いと言うことでは無い、でもこの機会をいい事にばら撒けば一定割合でトンネル会社に資金が落ちるから、じゃぶじゃぶ使いたいのだ。空前絶後の無駄使いだし、天下りのトンネル会社や関連会社、政治家などが資金を集める絶好のチャンスだ。このままだと、日本の借金は既に一人当たり2000万を超えてきてるけど、デノミして、預貯金閉鎖8割没収するか、一人当たり2000万没収するしか、借金返せない。現段階は一人当たり潜在的に2000万の借金を抱えているという事を忘れてはならない。個人の借金を含めれば1世帯1億だ。もう必要はないが、マスクは来ないし。万も未だだ、口ばっかりで殆どが厳しい期間に必要な対策が実行されていない。結局割を食うのは、多くの国民であるのは間違いない。コロナでも証明されたがアベノミクスで骨抜きの言いなりになってしまった国民だから、受け入れるしか無いのが現実だ。
さてさて、3ヶ月後くらいに読み返してみどうなってるかが楽しみだ。