シェルコで出掛けよう

コロナも既に半年の長丁場になってきた、本来はオリンピックで浮かれてるはずの日本もまあコロナに怯えて生活するという散々な状況だ、2月の時点で誰が想像できただろうか?7月に入って陽性者が過去最高になり、あの自粛制限は何だったのかと?思う。逆にgotoキャンペーンで自粛じゃなくて行動促進という真逆なんだから、以前も書いたが、この件に科学的根拠なんて、1ミリもないのが現状だ。そんな中、長い梅雨も終わったかと思われた日曜日、久しぶりにシェルコでツーリングに出掛けた。 

朝起きると当たらない天気予報通りに、朝から青空が広がっていた、家でまったりするのも良いけれど、最近バイク乗れてないし、あのハーレー氏に連絡して、午後から出れる事で、オフ車試乗会も兼ねられるし、色々改良してから走っていないシェルコで北に向かった。

久しぶりの高速は、時速100k巡行が7000回転くらいで振動と音の面から実用限界、それでもストックからプライマリーとファイナルを限界ロングに変えてある。ここ変えないノーマルだとツーリングは無理だ。途中流れに乗るために120くらいは出す場面もあるが、長時間は厳しい。何時もと違って大人しく走行車線を走るから、目的地が遠い気もする。ゆっくり流れる景色を堪能しながら走ると、高速は意外にも車が多くて、感染者最大とは思えない。観光バスも何台か見かけてコロナ前と変わらない景色だ。

高速は飽きたので、下道に降りて、バイパスを走るがこちらの方が楽チンだ、この田舎のバイパスも結構車が走っていて、車が多い印象。ハーレ氏との待ち合わせまで時間もあるので、荒川の河川敷に降りてみたがやっぱりオフ車は良い、到底普通のバイクでは辿りつけない所に簡単に連れてってくれるから、経験できる楽しさが増えて、新しい発見もある。正にバイクの楽しさ無限大だ。

高速降りて、少しすると絶好のワインディングが待っている、軽い車体と電装系をFETに変えてサスもバネからワンオフでチューニングした事で、軽快にコーナを舐める様に曲がる、全くもって不安がない、ロード向けにバネから変えたサスもいい感じで、トラクションがしっかり入る。ワインディングが楽しいオフ車なんてこりゃ贅沢だ。

途中まだ時間もあったので、河原に降りてみると、すごく楽しそうな場所発見、川で泳ぐ人なんて久々見たな、場所によっては危険だとかなんとかで、とてもこんな場所で泳ぐ事が出来ない時代だと思う。そんな中敢えて、泳いだり遊んだり出来る様に設計した所がとても良い。 おばあちゃんから子供、ビキニ姿の女子もいて年齢層も広い。

目的のまちわせ場所に到着、結構名所なんだけど、誰もいない 気持ち悪いかも、人々は一体どこに行ってしまったんだ、数あるお店も閉まったままだ。そんな所に一人ポツネンと座ってると、遠くバイクの音が近ずいてくる、誰もいないし静かだから、かなり遠くから聞こえてくるから面白い、数分して到着。 いやいや、ノーマルでもあの音なんだから、静かな所だと結構音が届くと再認識、やっぱり集落は静かに走らないとだな。 

ミートしてバイクを交換、オフ車試乗会始まりと同時に、今回行きたかった所に行く、もう絶景すごすぎ、こんな景色は日本でここだけだと思う、遠くみると、山の湖の様だが全て太陽光パネル、その異様な感じを出してるのが、仰角レスで、山頂に設置という稀な設置方法、風の抵抗を考えてこうしたの解らないが、実に奇妙な風景が広がっていた、もうこれを観れただけで大満足だ。そしてこの静寂の山の中に唸るインバータの騒音、気持ち悪い。そもすると遠くから我々の所に車がやって来た。そういえば手前に全面通行止めってなってたっけ、観ては行けないものを見てしまったか、ここは政府の秘密基地でこれを見たものは記憶を消されるか、拉致されるかもしれないと思う様な雰囲気最高。いやいやそんなことは無かったけど、想像を掻き立てる様な場所だった。車は通り過ぎて行ってしまったけど、不気味な所だ。

途中断層の如く道が破壊されていたので、引き返すことに、ここまで乗ってきたシェルコに手こずった様で、乗り換える。こういう道はオフ車が楽だなーと痛感。そろそろ2時近いので、飯にする、最近は普通に食事屋さんが開いてるので助かる、地元の食堂として、雰囲気のいい店があったので入るが、美味しかったのはお新香だけだった。

 

また交換して、比較的綺麗なワインディングを走る、こういう道はアグスタの方が楽しい。方やハーレー氏はなんとなくコツをつかんだ様で、意外にいいペースでついて来る、なんだかパワー十分という声がインカムから聞こえて来るが、このバイクは市販のバイクであれば400並のパワーだから、それは正しい。 国産250は騒音排ガス規制によってトルクもパワーも削がれてるので、軽快な走りは難しい。 

休憩ポイント道の駅上野に着いたのが3時過ぎ、ここから最高のワインディングが待ってるが、ハーレ氏とは東京方面と前橋方面と真逆だから、残念ながら、ここでお別れ、気合があればココからぶどう峠を抜けて、佐久に出ちゃうんだけど、気温もマックス高くなってるし、オフ車でロングは疲れるから、大人しく帰ることに、短い時間だったけど久しぶりの晴天とコロナで自家用車少ないワインディングが結構楽しめてよかった。

ここから後50k以上のワインディングが待っている、高度が上がると気温も下がって、最高のワインディングをオフ車で舐める様に走る、途中何台かバイクがいたが全部パス。いやはや早いよシェルコ君。素晴らしい。 下りはエンジンカットで降りて自転車気分、これも最高だ。

秩父の街からR25の走り屋と二台でランデブー、この2台でほとんどのバイクを抜き去って、バイクの聖地有間ダムまで一緒。なかなか速いライダーで登りはこちらの方がパワーがあって引き離す事ができるが、下りや平坦路ではいい勝負、いや楽しかった。 分けれぎわに手を振って別れたのが中々お洒落じゃないか、お互いクオータ同士だし、全く違うバイク同士でワインディングというのは中々興味深いのだ。ブロックタイヤも最新のミシュランのアナーキーだからこそのこのペースだなって思うけど、ブロックタイヤのグリップは見た目より強力だった。

家に着くころには5時近くになって、あの上野村からずっと下道は老体にはシンドイ。バイクを洗って即風呂に入る。実はこれが堪らなかったりするのだ。なんだか濃いいちにちだった気がする。お疲れ様でした。 

投稿者: TOMKURU

いい歳をしてバイクに乗ってるおじさんライダーです。海外のバイクが大好き。峠を走って一休みで缶コーヒ飲むのが大好き。

シェルコで出掛けよう」に2件のコメントがあります

  1. トムクルさん

    先日は、お疲れさまでした。

    なんとなく、空が夏っぽくなってきましたね。

    これからは、いよいよ、暑くなりそうです。

    オフ車試乗会、楽しかったですw

    SHERCO 250 SEF FACTORYは、とても250ccとは思えない、凄いバイクですね!

    未舗装路や水の中を走ってみたくなりました。

    いいね

    1. お疲れ様でした。オフ車だと、色々な道に行けるから是非買ってー 地図見るのが楽しくなるかも。 私もどちらも安楽なアドベンチャー欲しくなったかも。 

      いいね

コメントを残す