10年ぶりに福島と気仙沼を訪ねてついでに青森まで行ってきた。day1とday2

またもの緊急事態宣言のgw week 久しぶりに東北方面を旅行してきた。 去年は宿すら営業していなかったので、遠くへ旅するのはできなかったけど今度の緊急事態宣言は全く緊張感もなく、宿も通常通りgwぼったくり価格で営業中だったので、福島の原発、松島 気仙沼 宮古 十和田湖 青森 山形 と巡ってきた。

まずは常磐道を北に走らせる、車はgwということもあって途中渋滞もあるが、gwとしては車は少ない方だ。時折雨が降ったり晴れたりと不安定な天気の中、レンジローバーは最近ハマってるユーチューブミュージックをプレイさせて淡々と走ると原発近くのインターに到着。すっごく人気が少なくそのまま原発近くの駅に行くと廃墟。でも電車も走ってるし、駅は綺麗だからなんだか不思議。 

人気がなくて、監視車両が点々と止まっている道を進むと国道6号線水戸街道と交差する。水戸街道は生命線でもあり、一般車も走ることが可能だ、そしてこの国道を境にして入ることが出来ない立ち入り禁止エリアだ。 この原発炉心から1790mの地点で放射能レベルを測ると2.3マイクロシーベルトだった。以外にも少ない。但し場所によっては12マイクロシーベルトを超えるところもあり、人は住めない。鳥も鳴いてるし植物も生えてる、廃墟と人がいないだけで何も変わらない場所だが測定してみると見えない力が支配していた。しかしながら大抵のところではほぼ問題の無いレベルまで落ちてきているので、通常の生活には問題無いだろうから、規制解除してもいいと思う。  

至る所に止まっている監視車両が不気味だ。原発近くは規制によってこれ以上近づけないので、海岸線を北上することにした。水戸街道は通常走行可能で左右が朽ちたガソリンスタンドやコンビニやファミレスでなんだか不思議だ。 海に出れる所を曲がり、海岸線に行くと、高い堤防が作られていて、海は見えず松林で風光明媚であっただろう場所は埋立地の様であった。

誰も住んでない土地を過剰な堤防で守る必要がありうのだろうかという疑問が湧くが、復興という名の無駄使いに見える。こんなもんが海岸線全般に作られているんだから、もうびっくり驚くしかない。過剰だしどれだけ金使ってるんだろう??

そしてその囲まれた中に一軒の海鮮問屋らしき店発見 ポツンと一軒だけあり目立つ。 中に入ってみると新鮮な魚介類が安く売られていた。 この近海で取れたものらしい。日持ちしそうな乾物を数点購入した。 そしてその近くの断崖の上にある神社発見。ここは津波の損害はなかったらしく健在、そして絶景。この場所を後にして、ここから本日泊まる松島に向かって移動、津波で綺麗にさっぱり削り取られた低い土地は、とにかく途中の道が綺麗で、車も少なく快適だった。

復興バブルで作った無料で快適な北陸道を走り松島に到着。海沿いのいかにも津波の被害が凄かったであろうホテルに到着。 部屋から松島が見えて、肌すべすべの温泉に入って美味しい食事とビールを味わって1日目終了。 おやすみなさい。 

朝起きると クズってた天気は予報に反して大晴。さすが晴れ男パワーだ。部屋から見る松島は太陽が差し新緑が輝いてみえた。美味しい食事を済ませて、チェックアウト、それにしてもこのホテル海沿いなんだけど、見渡しても津波の被害があったとは思えない。 チェックアウト時ここ津波の被害なかったのと聞いたところ、全く持ってなかったのとのこと津波も前の道路に水が来ただけとのことで浸水もなし、どうなってるんだろう?たったの海抜5mだよ?あれれ津波って15mじゃなかったっけ?

さらに松島の玄関に行くとそこは津波以前と変わらない姿が残っており、海沿いの商店街は残り 高い堤防も無い、風光明媚な感じはそのままだ。

福浦島を観光するために橋の袂にある料金所についてみると、津波の高さが示してあった。写真撮り忘れたがなんと背丈くらい、目の前海なんですけど。ちょうどその高さは海面から3mくらいだった。台風の高潮レベルなんじゃ無いのかななんて思って、Googleマップを見るとなるほどそういう事か。当時津波は東から進んできており、仙台東北を直撃した。その大被害の仙台のわずか上に当たる松島は全く被害が無いのだけれど、理由は簡単、進んできた津波は男鹿半島にぶつかり、減衰、さらに宮戸島に阻まれて迂回して松島湾に到達、この時松島湾は見ての通り入り口が狭く湾内が広いために流入する海水の量は堰き止められてかつ湾内の水深が深いために分散し、海面の高さは津波の実高さ同様になったという簡単な物理現象の結果ということがわかる。データで見ると松島は2.9mでありこの地区最低だ。ご存知のように津波は海面の高さが変わる現象だがそれは体積の変動であって、深い海では何も変化がない。日本海溝付近では50センチも変わらないだろう。この簡単な物理学がわからずして日本は一応の津波対策してたんだから呆れる。外洋に面したところに原発立てたらそれはイチコロだ。 地形的に波が集まるような絞られた場所は逆に高くなり、シュミレーションで簡単に解りそうだ。よって塩釜と隣の石巻は明暗を分けたけど、この現象を理解した上で今回堤防が造られているかは謎である。 

 

松島以外はほぼ全て高い堤防というか塀で海は閉鎖された海沿いを、バブル北陸道で快調に気仙沼に向かった。無料で快適至極。gwなので意外に車が多いのには驚いたが景色も新鮮で本当に快適だ。無かったころより1時間は短縮して3.11以来の気仙沼に到着。高速を降りて懐かしい道の駅に着くと素晴らしく綺麗になっていてコロナだけど、人混みには驚いた。地方の人は以外にも気にしていないのかもしれない。懐かしいプライベートビーチは奇跡的にも残っており前にあった線路と民家は無くなっていたが、崖下にあるビーチなのでここだけは堤防が造られていなかった。その他は堤防堤防で美し海岸線は全くもって見えなく。その姿を見るにはドローンを飛ばすしか無いという残念ぶりだった。 ここにいると閉鎖的な気持ちになるし、ここまでして何かを守る必要があるのかと思えてくる。海岸線から少し下がれば高台だし土地は余るほどあるのだ。 

それにしても復興パワーは凄い、どさくさ紛れに津波と関係の無いところまで綺麗になっていた。 そんな気仙沼を後に、風光明媚だった碁石浜を過ぎて、今日の目的地2泊目の宮古浄土ヶ浜のホテルにまたまた無料道路で向かうことにした。 気仙沼にこんな橋いらないでしょの、復興の象徴的な自慢の橋を横目に走り、浄土ヶ浜に到着。なかなか綺麗なホテルで、部屋から見る海は絶景素晴らしい。 ここ最近では1−2を争う景色の良いホテルだ。部屋には感動したが、食事は最悪。このコロナなのにビッフェしか選べずしかもまずい。gw価格で驚くほど高いのに、レストランは全てビッフェのみ。岩手でコロナ撒き散らしのビッフェで食事とは驚きだが、その場で焼くステーキも握ってくれる寿司も不味くて最悪だ。頼みのvipルームも銀座の安いクラブみたいで、最低。温泉も人が多く露天風呂も狭いし、ここも最低。 ビールで腹一杯にしてすぐ就寝。お疲れ様でした。 

 

  

投稿者: TOMKURU

いい歳をしてバイクに乗ってるおじさんライダーです。海外のバイクが大好き。峠を走って一休みで缶コーヒ飲むのが大好き。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。