狂ったコロナの時代はバイクだな。DB7編

先週行ったボバーでのツーリングは最高によかった、何と言っても雲一つない天気だし、紅葉が目に染みるくらい美しかった。そんなこともあって、今週も晴れとなれば、バイクでツーリングに行かない訳には行かない。車なんて前に進まないし、行きも帰りも混むんだから、渋滞満喫のために行くようなもので、ストレスがたまるしガソリンは減るし何も良いことはないのは確実だ。今回はボバーと全く正反対のバイクであるビモータdb7で同じく山梨長野方面に行く事とした。今回の相棒はあのハーレー氏が泊まりで遊びに来ていたこともあり時間とコースに余裕があるから、コロナ真っ盛りの5月に行ったコースをトレースしてみようという事で、なんと我が家から一緒に出る事となった。

日曜という事もあって土曜のような暴力的な渋滞は無いにせよ、圏央道から中央道に入って小仏トンネル過ぎまでの渋滞は慢性的だ。そもそも 圏央道の上下2車線が、中央道都心からの2車線、計6車線が、2車線になるんだから混むのは当たり前で、いつまで経っても道路公団と国は、足し算すら出来ないのかと思ってしまう。いや緊急事態宣言の時はガラガラだったから、みんな出掛け過ぎって事が問題の根源だけど、一都集中という、日本独特の社会の問題なんだからそもそもここ変えない事にはどうにならない。余裕があって可能な人は地方に行った方がいい。都心にしがみ付いていてもなんも良いことは無い。早死にするか、死ねずに病院で飼い殺し延命されるかだ。最低。

渋滞を抜けて、途中サービスエリアで給油する、給油のおじさんと話すと、今は緊急事態宣言時の5倍の人だそうだ、まさに8割減。 確かにそんな感じだが、印象的にはそれ以上な気がする。路面の状況がイマイチなので、峠に入らずそのまま高速を進む、途中富士山とDB7をパチリ。美しい。美しすぎる。ハーレー氏とバイクを交換して、DB7の試乗を堪能してもらう事に、何と言ってもバイクは乗って見なければ良さは判らない。美しくても走りが悪ければ価値はない。 その間いつも乗ってるDB7を客観的に見ながら走る。いやーなんだか美しすぎる、バイクじゃ無いな。今まで見たあらゆるどのバイクより走る姿が美しい。キラキラ輝くビレットパーツと、フルカーボンの赤と白の美しい車体が太陽に反射して、さらに遠くの紅葉がそれを引き立ててくれる。素晴らしい。 

笹子峠を抜けると、目の前は雲、雲海が広がって感動。これを見れただけでも価値がある、そのまま雲の中に入ると真っ白、速度を落として高速離脱。 甲府盆地は霧の中で、幻想的で霧の中を走るバイクも幻想的だ。途中高度を上げたところから見る下界はまるで湖のようだった。自然は素晴らしい。 

盆地沿いに沿って走る快走路を走ると、時折霧に飲み込まれた街が見えて、美しい。さらに前を走るDB7が美しく、近ずいたり離れたり無用にしてしまった。 方や私の乗るバイクは同じくイタリアのmvアグスタブルターレで走る宝石と言われるが、最近のブルターレは基本的なデザインは良いが、コストダウンが見て取れて、写真で見るほどはかっこよくなかったりするのが残念だ。 しかしながら、走りは一流で癖はあるが、万能で楽、このままダートにでも行けそうなハンドリングを持ち、この一台でなんでもこなす実力を持つ。トライアンフのストリートトリプルも同様、万能で楽しいが、色気で言えばアグスタが2枚も3枚も上手だ。 

途中景色の良いところで休んで、峠に向かうが途中の名所に向かう道が大渋滞。駐車場を待つ車が溢れて気味が悪い。5月走った時は車一台も居なかったのに、それより圧倒的に感染者は増えてるけど、変われば変わるもので、情報に左右されやすく、従順で、道徳的で非科学的。私は一切ペースを変えてないのでマイノリティーだな。自画自賛。コロナで美味い飯と言ったらこの辺じゃここしか無い店に行く。もう15年以上だ、ほうとうがうまい。 

 

多少混んでいたが、無事お昼にありつけて、パーキングを見れば無患子がなっていた。サポニンが入っていて、天然の石鹸にもなるし羽子板の玉の硬い部分がそれだ。自然はうまくできている。ニャンコがこっちを見て怪訝そうだが、まあ可愛い。さてここからは渋滞もないだろう峠に向かうが、所々ウェットで気を使う。なんだか乗れていないが、ここから一気に峠を越えて長野に向かう、まだ先は長いし、折り返しにも来ていない、もう2時過ぎで陽は傾いてる。 

途中見晴台でコーヒタイムで一気に信州峠に向かう。素晴らし景色を堪能して、ドライのワインディングで高度を上げると、山梨と長野の境だ。バイクはガソリンで走るが、内燃機関は凄い、不安なく我々を自由にどこにでも連れてってくれる。まさに魔法。

美しいバイクに美しい景色、有機と無機全く相対するけど、芸術的で美しさの基準は変わらない。美しいものは誰が見ても美しい。そういえば新たらしい、ビモータの新作は最低だな。経営もうなく行かなくなってから、もうデザイナーもカスしか残っていないのだろう。 

紅葉の終わりかけた信州峠を抜けて、川沿いに続く国道を流すと旅も終わりだ。最後はこんなマッタリとした道も悪くない、伸びる影と追いかけっこしながら北に進むと、高速入り口だ、ここから一気に東京へのワープだが、高速は激混みで気が狂ってる。帰り際夕陽の綺麗な場所に寄る事としたが陽が沈む時間にはギリギリだ。まあこんな時に限ってガソリンランプが着くものだが、更にこの辺は田舎だから高速のガソリンスタンドも離れてるから、途中で入れることに。無駄時間を費やしてしまった。まだギリギリオレンジ色の空が残るところで無事到着。ここから望む夕陽は綺麗だった。可能ならばここをツーリング基地にしたいものである。コロナで得たものはここだけだ。

いやはや疲れた、ここまで300Kしか走っていないが、ウエットパッチとDB7のポジションが老体にはキツイ。甘いものを食べて渋滞が減りつつあるので、8時過ぎに出発、ドンドン減りゆく渋滞を追いかけて、渋滞レスで無事到着したのは9時10分、速攻バイク洗って、お風呂に入って、無事終了。 お疲れ様でした。

投稿者: TOMKURU

いい歳をしてバイクに乗ってるおじさんライダーです。海外のバイクが大好き。峠を走って一休みで缶コーヒ飲むのが大好き。

狂ったコロナの時代はバイクだな。DB7編」への1件のフィードバック

  1. 素敵な自宅にお邪魔させていただきありがとうございました!
    美味しいイタリアンも馳走さまでした。
    ガレージも見れてよかったです。
    ただ…もう1台も入りませんね(笑)

    今回も、見どころ満載のツーリングでしたね!
    2020年は、11月がいちばんのバイク日和のような気がします。

    DB7にも乗ることができて、とても楽しかったです。
    一生モノの美しいバイクですね!

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